住宅や学校、病院、ホテル、パチンコ屋などは建てることが出来ません。
『工業専用地域』は既存の工業地や新たに開発された工業地域で、工業の促進を図るために指定された用途地域。文字通りの工業”専用”のエリアで、臨海地域などの人里離れたエリアに指定されることが多いです。環境に影響を与えやすい石油化学コンビナートなどの大規模な工場や倉庫などが立ち並んでいます。最低敷地面積が比較的狭く設定されているため、敷地面積の小さい建築物も多いです。(なお、工場や事務所などの敷地面積の上限は原則ありません。)10m以上の建物を対象に北側の隣地の日照悪化を防ぐ制限(北側斜線制限)や日影規制は適用されません。環境汚染の被害を受けやすく、十分な日照を確保できないため、12種類の用途地域のうち、唯一住宅の建設が禁止されており、このエリアに住居を構えることはできません。また住居の他に、教育施設や飲食店、各種娯楽施設の建設も原則禁じられています。